以下の記事をお読みになれば分かりますが「ものみの塔」の歴史は「漸進的な導き」と言う名の、教理変更に次ぐ教理変更、つまり、従来の自らの教理をあっさり捨て続けてゆくのを特徴とする教団で、信者も、夏の大会で出された文書がそれまでと大して変わらないものだと「がっかり感」が強いという、不思議な期待感を持っていました。

ともかくそれは、聖書中で「背教」と表現されている意味そのものの実践であることは明らかです。なぜなら、自分たちの解釈としては今のところこうだ、としてではなく、全て、これが聖書の示す「真理」だと断定していたものに対する行為で、いわゆる「新しい真理」の続投だと主張しているからです。
「真理」に新旧があるという感覚自体が摩訶不思議ですが、「新しい真理」は彼らの常套句です。
ですから「ものみの塔聖書冊子協会」の印刷物は、「真理である」と断定したものを捨て去った組織のものですから、それらは一つ残らず、紛れもない「背教者の文書」ということになります。